『資格』


高齢者ケアストレスカウンセラー

(厚生労働省承認可 財団法人職業技能振興会認定)


福祉住環境コーディネーター2級


介護福祉士

(訪問介護従事歴H9~H19)

高齢者、障害者(身体・精神・知的)、難病の方の介護に従事

お問い合わせ

言葉の力

まじめで優秀なヘルパーさんほど、愚痴もこぼさず、どんなケースでも快く引き受け、前向きに対応します。ですから上司は、「困難ケースは○○ヘルパーさんにお願いしよう!」ということになります。そんな頼れるヘルパーのAさんが、突然事業所を辞めるきっかけとなったのは上司の何気ないひと言でした。
『それは仕方がないことなのよね、無理しなくていいから!』
足浴

活動中発生した問題の対応策の指示を仰ぐため、活動終了後、事業所に駆けつけた時のことでした。
Aさんが、どのケースに対しても笑顔で頑張ってこられたのは、常に上司が自分と問題点を共有してくれている、自分のやり方を認めて信頼してくれている!と、思っていたからです。「仕方ない」は責任者としてあまりに無責任!「無理しなくていいから」は仕事のやり方だけでなく、自分自身まで否定されたように感じ、失望感と、言いようのない空しさが込み上げてきたのでした。それから暫くして、事業所は貴重なヘルパーさんを失うことになったのです。

介護の現場で求められる上司像

以上が介護の現場で求められる上司像ではないでしょうか。
このケースの場合は、上司の仕事に対する姿勢そのものが問われます。日々の活動で疲弊しているヘルパーさんはとても言葉に敏感です。特に責任感の強い人は上司の一言でやる気が出たり、自信を失ったりします。労をねぎらうための声かけも、的が外れると取り返しのつかないことになるのです。介護する側もされる側も一人の人間です。癒されたいのは同じです。誰に対しても精神的ケアのできる上司を切望します。

言葉のちから(その2)

軍手

Tさん: 生きていてもしょうがない、早く死にたいよ。
ヘルパー 聞くところによりますと、天国に行くためには、どうやら“お迎え”が来ないと行きたくても行けないらしいですよ。Tさんのところに“お迎え”が来ないのは、きっと何か理由があるんでしょうね。その日が来たらいやでも連れて行かれちゃいますよォ~。
ところで、Tさんはどなたに迎えに来てもらいたいんですか?
Tさん: そうだな、かあちゃん(奥様)かな。
そん時は「随分、待たせてくれたじゃないか!」て言ってやるよ。
でも他の人が来たらなんて言おうかな。
ヘルパー 「まだ行く気がないから帰ってくれ!」って断ったらいかがですか?

「生きていても・・・」などの悲観的な言葉のなかには、心身共に辛く、やり場のない 不安な思いが込められています。ご本人の気持ちを察しながらも、あまり深刻にならないように、また、笑顔が見られるように、ヘルパーさんは必死でかける言葉を探します。 声かけをしながら真意を見抜く力が何よりも必要とされるのです。


 
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